最近のSMT日本株配当貴族インデックス・オープン(2021年6月)

投資信託

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どうも、ぱぺまぺです。

ぱぺまぺは、米国に偏った国際分散投資のポートフォリオを組んでいます。かつてワンタップバイ日本株で日本株式に投資していましたが、現在は辞めて、日本株式には投資していません。なお、下記はかつてやっていた日本株式関連のものです。

東京電力

株価大安売り中の東京電力株に投資する理由は復配狙い。

連続10年以上増配を続けている配当貴族銘柄というのがありますが、投資信託にもそれ特化の商品があります。今回紹介するのは配当貴族の個別銘柄ではなく、配当貴族の投資信託です。

なお、以前にも記事にしています。

日本配当貴族

インデックスファンドで、日本株の配当貴族に投資する

配当貴族特化投資信託、SMT日本株配当貴族インデックス・オープン

配当貴族


日本株式は、米国株式で何十年も配当を出し続ける銘柄(配当王)のように、いわゆる配当王といわれている銘柄が、花王ぐらいしかありません。

配当王
50年以上連続で「増配」を継続している銘柄のこと。
配当貴族
25年連続で「増配」を継続している銘柄のこと。

日本株式は、減配(もしくは優待廃止など)が米国株式よりもおそらく多いために、日本株式には配当王がほとんどいないということになっています。ちょっと景気が悪くなったり業績が悪くなったりすると、減配、もしくは無配当になったりします。(全ての日本企業がそうではありませんが、傾向として)

なので、ぱぺまぺは、もし日本株式に投資するなら個別株ではなく投資信託で対応したほうがいいのではないかと考えています。そのほうが、配当や優待目的の投資にならないからです。

もちろん、配当や優待目的なら個別株に投資したほうがいいでしょう。ただし、2~30年後もそれらが継続してもらえるのなら、ですが。

配当貴族だからといってその銘柄をずっと投資し続けていても、日本株式は現米国株式よりも減配リスクが高いため、とある日、いつのまにか配当貴族じゃなくなっているという可能性だって十分考えられます。

なので、「個別銘柄で配当貴族に投資し続ける」というのは簡単なようで実は難しいのではないかと考えています。それならば、配当貴族だけを自動的に抽出し、そうでない銘柄や配当貴族ではなくなった銘柄を排除する投資信託に投資しておけば、とりあえず「配当貴族に特化して投資する」という目的は達成することができます。

三井住友-SMT日本株式配当貴族インデックス・オープンの特徴

ファンド名三井住友TAM-SMT日本株配当貴族インデックス・オープン
運用会社三井住友トラスト・アセットマネジメント
ベンチマークS&P/JPX配当貴族指数(配当込み)
信託報酬年率0.462%
純資産総額2.64億円
購入手数料なし
信託財産留保額なし
組入銘柄数46(2021年4月時点)
償還日無期限

配当利回りは、4.27%です。最も、実際に分配金がもらえるというわけではありませんが。

配当貴族にしぼって銘柄を選定すると、46銘柄しかないのは非常に残念です。ちなみに参考までにいうと、米国株式と日本株式で配当貴族の基準が違います。

  • 米国の配当貴族の基準・・・25年以上連続して増配している
  • 日本の配当貴族の基準・・・10年以上連続増配もしくは安定配当している

米国株式のものより配当貴族の基準はかなり緩いです。それでも46銘柄しかないのかと。。。いや、むしろ日本株式にしては46銘柄もあるのかと考えるべきなのか笑

一昔前のファンドなので、コストは高めです。今は0.1~0.2%程度のコストの投信はゴロゴロいますから、コスト基準でこの投信を選ぶべきではありません。

配当貴族特化の投資信託で、もっと低コストのものがあればそちらを選択するのですが、、、。

そもそも配当貴族関係の投資信託で低コストなものがない状況なので、どうしても選びたいならコストを犠牲にしてでも投資するしかありません。

下は2019年時のチャートです。

日本株式配当貴族2019年チャート

下は2021年時のものです。

日本株式配当貴族2021年チャート

めっちゃ下がっているところはコロナショックの影響でしょう。米国株式でもめっちゃ下がったので配当貴族だろうがなんだろうが、下がるときは下がります。とはいえ、すでに下がった分はすっかり回復してそれ以上伸びていますが。

他の投信でも共通なのですが、やはり一時的に暴落したとしても、時間が経てば回復するという証明になりました。

ベンチマーク・S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)について

TOPIXに採用される銘柄のなかで、

  • 10年以上毎年増配している。
  • もしくは、安定的に配当を出している。

この条件を満たして最も配当利回りが高い企業を抽出して設計されています。

米国の配当貴族は25年以上という条件ですが、日本株式の配当貴族は10年以上ということで条件はかなり緩めです。それでも数は少ないので、やはり日本株式はその点でおえば残念といわざるを得ません。

参考:S&P/JPX 配当貴族指数

下は指数で採用されている組み入れセクターの内訳です。

S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)組み入れセクター

三井住友-SMT日本株式配当貴族インデックス・オープンの組み入れ業種

下は投資信託の2019年記事掲載時のもの。

  • 組み入れ上位10業種
smt日本株配当貴族組み入れ業種

三井住友-SMT日本株式配当貴族インデックス・オープンレポートより

下は2021年4月時点のものです。

smt日本株配当貴族組み入れ業種2021年4月

三井住友-SMT日本株式配当貴族インデックス・オープン4月30日レポートより

化学系の割合が急激に増えています。

三井住友-SMT日本株式配当貴族インデックス・オープンの組み入れ銘柄

下は2019年記事掲載時のもの。

  • 組み入れ上位10銘柄
smt日本株式配当貴族組み入れ銘柄

下は2021年4月時点のものです。

配当利回りが低い銘柄も混ざっていますが、あくまでも配当貴族≠高配当です。とりあえず、日本たばこ産業の利回りがすごすぎる笑

参考:配当貴族指数に投資できる投信

欧州配当貴族

SMT欧州株配当貴族インデックス・オープンは欧州向け投信

欧州の配当貴族銘柄に投資できる投信です。あまり欧州の配当貴族銘柄は知らないと思いますが、そういう銘柄にもまとめて投資できます。

配当

S&P500指数配当貴族銘柄に投資できるインデックスファンド

米国の配当貴族銘柄に投資できる投信。こちらはよく知られた銘柄もでてきます。

SMT日本株配当貴族インデックス・オープンのまとめ

日本株式配当貴族インデックスまとめ

一昔前のファンドなのでコストが高いです。「配当貴族にだけ特化して投資したい」という目的を叶えたいのならば、この投資信託に投資してもいいでしょう。

配当貴族の個別株投資をしても良いのですが、日本株式は米国株式よりも減配リスクが高く配当を維持できない可能性があるため、「配当貴族に投資し続ける」という目的は叶えられないかもしれません。

そういう場合に備えて、配当貴族系の投資信託を利用するというのは一つの手かもしれません。

この投資信託を利用すれば、今現在の配当貴族がどのような銘柄があるのかを調べることもできます。とはいえ、今はさらに配当貴族の投資信託ではなくとも低コストの投資信託はいくらでもあるので、あえてこの投資信託に投資する理由はあまりないかもしれません。

最も、将来的に配当貴族特化のさらに低コストな投資信託が登場すれば話は別ですが。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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