どうも、ぱぺまぺです。
大和証券投資信託には、iFree年金バランスというGPIFの投信版という商品があります。
iFree年金バランスは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用する基本ポートフォリオに近づけることを目標として設計された商品です。
GPIFは、年金積立金の管理と運用する国の公的機関です。
株式と債券のバランスファンドになります。
バランスファンドとは、株式や債券など大雑把な資産クラスの分け方から、国内株式〇%、先進国株式〇%、国内債券〇%、先進国債券〇%、など複数の資産クラスを組み合わせた商品です。
口座を開くだけなら無料です。
目次
GPIFの投信版iFree年金バランスの特徴(2021年2月)
下の図は、過去に作成したものですが、

2021年2月現在は、この配分がすべて25%ずつに変更されています。

ほぼほぼ当分になりました。
投信のほうもこれにならっています。
年金バランスとGPIFの国内株式・外国債券
〇 国内株式
- TOPIX・・・日本株式市場全体を表す代表的な指数
国内債券に次いで、外国株式と同様に二番目に大きな構成比率の国内株式です。
日経平均ではなく、日本株式市場全体に分散投資できるTOPIXを採用していますね。
〇 外国債券
- FTSE世界国債・・・日本を除く世界主要国の国債の外国債券指数
- シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし-円ベース、WGBI・・・FTSE世界国債の旧名)
最も構成比率が小さい外国債券です。
日本を除いての、世界の債券市場に分散投資する債券指数に投資していますね。
日本債券と外国債券とでは値動きがだいぶ違います。
日本債券はどちらかといえば緩やかですが、外国債券は債券とはいいつつ値動きが激しいです。
外国債券に投資して多少のリスクを取っているのかな、と考えられます。
年金バランスとGPIFの 国内債券・外国株式
〇 国内債券(GPIF)
- NOMURA-BPI・・・日本債券市場全体のパフォーマンス指数
- NOMURA物価連動国債インデックス・・・日本国が発行した物価連動国債のみを対象とする投資収益指数
〇 国内債券(年金バランス)
- 採用ベンチマークなし。アクティブファンドによる運用。
GPIFの国内債券採用ベンチマークは、日本債券市場で運用される有名な指数の一つです。
iFree年金バランスの国内債券には、ベンチマークはありません。
ネオジャパン債券マザーファンドに投資するもので、アクティブファンドによる運用となります。
〇 外国株式 (GPIF)
- MSCI ASWI・・・先進国と新興国の株式市場を合わせた、全世界株式指数
〇 外国株式(年金バランス)
- MSCIコクサイ・・・日本を除く海外先進国の株式指数
iFree年金バランスの外国株指数は、日本と新興国を含みません。上記のとおり先進国だけです。
対してGPIFの外国株指数は、日本と新興国も含めた全世界株式指数です。
なので、GPIFのように世界株式に分散投資をするのかと思いきや、年金バランスは先進国のみです。
最も国内株式はTOPIXにて運用しています。
年金バランスファンドには新興国株式は含まれない。
つまるところ、iFree年金バランスファンドは、GPIFに連動するように運用するわけではないということです。
信託報酬は、0.159%です。
バランスファンドとしては、コストは安いです。
バランスファンドとしては、コスト最安クラス
株式と債券など複数アセットを組み合わせた、よくあるバランスファンドです。
バランスファンドだと、コストで比較するなら、
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)・・・0.159%
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)・・・0.219%
- iFree年金バランス・・・0.159%
と最安クラスです。
「年金」と名称のつく他のバランスファンドと比較すると、iFree年金バランスは「年金」系のバランスファンド最安です。
バランスファンドは、複数のアセットクラスを一本で投資でき、かつ、リバランスは自動的にファンドのほうでやってくれるのは利点です。
バランスファンドとしてコストも安いのでおすすめではあります。
バランスファンドの各アセットクラス比率はファンドのほうでやるので、例えば、
- 国内債券部分をもっと減らしたい
- 外国株式部分をもっと増やしたい
などと言った細かい設定は自分でできないのが難点です。
- GPIFの基本ポートフォリオを目指す保守的運用?
- コストはSlimバランスと同等で最安クラス
- 株式クラスは、全体としてみれば新興国を含まない。
- 比率の最も大きい債券部分がアクティブファンド採用なので、GPIFと違う点に留意する
- 年金バランスは、GPIFと似て非なるもの
米国株投資に興味があるなら、『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』がおすすめです。
ざっくり簡単にいうと、
- 米国個別株投資入門
- 米国個別株のポートフォリオの作り方
といった感じの入門編です。
バフェット太郎さんの皮肉たっぷり、ユーモアたっぷりな切り口の口調が笑えます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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